成人したばかりの、今だ子供と大人の境から抜け出せない炭治郎には、酒の味などわからない。
それと同じように、煉獄先生との恋もきっとわかっていないのだろう。
クリスマスイブの居酒屋で浮かない顔をする炭治郎に、善逸は連絡先生とクリスマスを過ごすべきだと提案する。けれど炭治郎は、彼の仕事の忙しさを考えて、彼に会わなくてもいいと首を振る。
「煉獄先生を、困らせたくないんだ……」
そんな炭治郎に痺れを切らした善逸たちに、居酒屋を出るよう促されると、そこには、ここにはいないはずの煉獄先生がいた。
遠慮してばかりで、キスすらもできない子供のお遊戯みたいな恋を、クリスマスというイベントが変えてくれる。
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