商店街で三代続く「かまど食堂」の長男、炭治郎は生まれてはじめての恋に胸をときめかせていた。
弾む吐息を整えながら店の扉を開ける炭治郎。出迎えてくれたのは、琥珀色の優しい目をしたお兄さんのような存在、杏寿郎だった。
彼は傾きかけていた「かまど食堂」を支えてくれた職人で、炭治郎にとって憧れのヒーローであり、初恋の人だった。
その恋が実り始める頃、些細な気持ちにズレが生じて、炭治郎は杏寿郎から距離を取られてしまう。
やがて思春期へと突入した炭治郎は、杏寿郎との接し方がわからなくなり、藻掻いている矢先に、オメガへと分化した。
困惑する炭治郎を救ってくれたのは杏寿郎だが、その関係は憧れていたような、きれいなものではなかった。
多感な時期の感情に翻弄されながら、互いを想い合うオメガバースの物語。
※一部、無理矢理に行為を強いる表現があります。
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